山内博氏「僕はプレステ2の発売前から言っていたんですよ、皆さんがおっしゃるようにはならないと。」
: 名無しさん必死だな ID:N7+C9EcQF
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00025/031900012/ わかりにくいゲームビジネス 問 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が家庭用ゲーム機「プレイステーション2」を発売したのは昨年3月。SCEが圧勝した、と思っていたら、最近、ゲーム市場は縮小し、SCEの収益も苦しいと言います。では誰が儲けているかといえば、任天堂だと。ゲーム業界で何が起きているのか。さっぱりわかりません。 答 僕はプレステ2の発売前から言っていたんですよ、皆さんがおっしゃるようにはならないと。言っているのは私だけでしたけどね(笑)。 ゲームビジネスというのはね、本当にわかりにくい。そもそもゲーム業界の人でもわかっていない人が少なくないんです。ですから、業界以外の方がおわかりにならなくたって、むしろ当たり前なんですね。 じゃあどこがわかりにくいかというと、まずゲームは娯楽であるということです。娯楽が目指すのは「役に立つ」ではなく、「楽しい」とか「面白い」なんですね。娯楽品を売るビジネスはゆとりがない地域では絶対成立しない。ご飯も満足に食べられないようなところで娯楽品を売ろうと言ったって、売れません。別になくたって生きていられるわけですから。 普通の企業は生活に必要な商品、それも多くはハードを作って売っているわけです。世界で大きな企業といえば、例外はありますが、ほとんどがハードを作っている企業でしょう。 ハードの視点でモノを見れば、「高性能」とか「高機能」を追求するのが当たり前です。彼らがゲームを考えると、映像のリアルさとか迫力とかを重視するようになる。でもそれは、私たちが目指す「楽しい」、「面白い」ということとは離れてくるんですよ。この考え方というか発想の乖離というのは、実はものすごく大きい。 確かにある時期は、ハードの視点でゲームを考えても良かった。なぜなら、コンピューターゲームが人々にとって珍しかったからです。ある時期は人々がゲームに夢中になりました。ちょっとオーバーかもしれないけれども、まさにゲーム市場という新しい市場が彗星のように現れて、そして燎原の火のように広がったんです。 それにすっかり、かすまされてしまったんですね。ゲームというのはまだまだ拡大していくんだと。そこにハードを扱っている会社が強烈な関心と興味を持ちました。半導体メーカーなんか特にね。マスコミもどんどん話を盛り上げて、虚像が形成されて実像が見えなくなってしまった。 僕は「そんなのは違う。あなた方の言っているのは間違っている」と言ったんですが、逆に「何を言っているんだ」と。任天堂は「スーパーファミコン」ですごく儲けて市場を押さえたけれども、SCEのプレステに負けたから負け惜しみを言っているんじゃないかと言われてしまった。 問 その結果が今日の惨状ですか。でも、ソニーはブロードバンド(広帯域)時代の到来という認識がまずあって、家庭に情報を配信する道具としてプレステ2があると言います。考え方としては、まとまっている気がするんですが。 答 ブロードバンドは、21世紀において重要な意味を持つでしょう。ですがブロードバンドというのはハード屋が描いた構想なんです。本来、巨大なハードメーカーが狙う分野なんですよ。特に通信に関わる企業がね。日本だったら日本電信電話(NTT)とか海外だったらモトローラとかノキアとか。 だから、ソニーがああするこうすると言うのは少しも不思議じゃない。 ただし、任天堂も含めて弱小のコンテンツ屋が、ブロードバンド、ブロードバンドと騒ぐのは違うと思います。私たちコンテンツ屋は、ハードメーカー主導の考え方に対して、それに乗っていいのかどうか。参加すると言うのは自由ですけれども、それであなた方プラスになるんですか、あなた方の企業は大きくなれるんですか、あなた方にどれだけのメリットがあるんですかと。まあ、ないですね。結局。 ちっぽけなコンテンツ屋がブロードバンドで稼ぐとか言うのはナンセンスですよ。せいぜい巨大な通信事業者のおこぼれをどれだけもらえるかという議論でしかない。コンテンツ屋というのは、昔で言うたら足軽みたいなもの。ちっぽけな存在なんです。 Nintendo Switch 2(日本語・国内専用) 【Amazon.co.jp限定】特典 Nintendo Switch 2 ロゴデザインステッカー 同梱任天堂2026-06-12
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00025/031900012/ わかりにくいゲームビジネス 問 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が家庭用ゲーム機「プレイステーション2」を発売したのは昨年3月。SCEが圧勝した、と思っていたら、最近、ゲーム市場は縮小し、SCEの収益も苦しいと言います。では誰が儲けているかといえば、任天堂だと。ゲーム業界で何が起きているのか。さっぱりわかりません。 答 僕はプレステ2の発売前から言っていたんですよ、皆さんがおっしゃるようにはならないと。言っているのは私だけでしたけどね(笑)。 ゲームビジネスというのはね、本当にわかりにくい。そもそもゲーム業界の人でもわかっていない人が少なくないんです。ですから、業界以外の方がおわかりにならなくたって、むしろ当たり前なんですね。 じゃあどこがわかりにくいかというと、まずゲームは娯楽であるということです。娯楽が目指すのは「役に立つ」ではなく、「楽しい」とか「面白い」なんですね。娯楽品を売るビジネスはゆとりがない地域では絶対成立しない。ご飯も満足に食べられないようなところで娯楽品を売ろうと言ったって、売れません。別になくたって生きていられるわけですから。 普通の企業は生活に必要な商品、それも多くはハードを作って売っているわけです。世界で大きな企業といえば、例外はありますが、ほとんどがハードを作っている企業でしょう。 ハードの視点でモノを見れば、「高性能」とか「高機能」を追求するのが当たり前です。彼らがゲームを考えると、映像のリアルさとか迫力とかを重視するようになる。でもそれは、私たちが目指す「楽しい」、「面白い」ということとは離れてくるんですよ。この考え方というか発想の乖離というのは、実はものすごく大きい。 確かにある時期は、ハードの視点でゲームを考えても良かった。なぜなら、コンピューターゲームが人々にとって珍しかったからです。ある時期は人々がゲームに夢中になりました。ちょっとオーバーかもしれないけれども、まさにゲーム市場という新しい市場が彗星のように現れて、そして燎原の火のように広がったんです。 それにすっかり、かすまされてしまったんですね。ゲームというのはまだまだ拡大していくんだと。そこにハードを扱っている会社が強烈な関心と興味を持ちました。半導体メーカーなんか特にね。マスコミもどんどん話を盛り上げて、虚像が形成されて実像が見えなくなってしまった。 僕は「そんなのは違う。あなた方の言っているのは間違っている」と言ったんですが、逆に「何を言っているんだ」と。任天堂は「スーパーファミコン」ですごく儲けて市場を押さえたけれども、SCEのプレステに負けたから負け惜しみを言っているんじゃないかと言われてしまった。 問 その結果が今日の惨状ですか。でも、ソニーはブロードバンド(広帯域)時代の到来という認識がまずあって、家庭に情報を配信する道具としてプレステ2があると言います。考え方としては、まとまっている気がするんですが。 答 ブロードバンドは、21世紀において重要な意味を持つでしょう。ですがブロードバンドというのはハード屋が描いた構想なんです。本来、巨大なハードメーカーが狙う分野なんですよ。特に通信に関わる企業がね。日本だったら日本電信電話(NTT)とか海外だったらモトローラとかノキアとか。 だから、ソニーがああするこうすると言うのは少しも不思議じゃない。 ただし、任天堂も含めて弱小のコンテンツ屋が、ブロードバンド、ブロードバンドと騒ぐのは違うと思います。私たちコンテンツ屋は、ハードメーカー主導の考え方に対して、それに乗っていいのかどうか。参加すると言うのは自由ですけれども、それであなた方プラスになるんですか、あなた方の企業は大きくなれるんですか、あなた方にどれだけのメリットがあるんですかと。まあ、ないですね。結局。 ちっぽけなコンテンツ屋がブロードバンドで稼ぐとか言うのはナンセンスですよ。せいぜい巨大な通信事業者のおこぼれをどれだけもらえるかという議論でしかない。コンテンツ屋というのは、昔で言うたら足軽みたいなもの。ちっぽけな存在なんです。 Nintendo Switch 2(日本語・国内専用) 【Amazon.co.jp限定】特典 Nintendo Switch 2 ロゴデザインステッカー 同梱任天堂2026-06-12
[紹介元] ゆるゲーマー遅報 山内博氏「僕はプレステ2の発売前から言っていたんですよ、皆さんがおっしゃるようにはならないと。」
