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特に、記号の意味が国や文化によって異なる可能性があるという点は、デザインの国際化における大きな課題です。また、LRボタンの設計についても、英語が理解できない人々にとっては混乱を招く可能性があるという意見が出ていました。
一方で、ソニーのデザイナーが他社と同じことをしたくないという精神を持っていたことは、彼らが独自の道を歩んできた証拠であり、それがPSブランドの成功につながったと言えるでしょう。
しかし、それがユーザー体験にどのように影響を与えているのか、そしてそれが今後どのように進化していくのかについては、まだ議論の余地があると思います。このスレッドは、そのような議論を深めるための良い出発点となるでしょう。
1 名無しさん必死だな :2023/12/31(日) 18:15:19.38 ID:GmuVMpgR0
初代PS、PS One、PS2、PS3の本体やコントローラーのデザイナーとして知られる後藤禎祐さんは、PSブランドを象徴する△〇×□について、雑誌『ケトルVOL.51』でこのように語っています
「最初はABなどの表示で試作を進めていましたが、ソニーのデザイナーには他社と同じことはしたくないという精神があります。それでPSのボタンは誰でも覚えやすいアイコンにしたいと考え、△〇×□の組み合わせを思い付きました。まず、○と×はYESとNOで、色は赤と青。△は頭や視点を表すもので、色は信号機にならって緑。□は紙で、メニュー・文書を示すもの。色は全体のバランスからピンクにしました。
アルファベットではわからない人もいますが、これなら世界共通で、どんなときに何を押せばいいのか直感的にわかる。ただ、あまりにも従来とは違ったデザインだったので、社内を説得する必要がありました」
それから社内で何度も議論が行われた末、初代PSのデザインは後藤さんの提案した「グリップ付き」「△〇×□ボタン」でいくことが決定。その後、2本のアナログスティックと振動機能が付いた「デュアルショック」も発売され、今につながるPSコントローラーの基本形が完成しました。